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笹本稜平氏の山岳小説を読んで

2018年8月24日(金)
2017年冬、笹本稜平氏の山岳小説の紹介が登山雑誌に載ったのをきっかけに「その峰の彼方」を読んでみた。そこから笹本氏の山岳小説の虜になった。1年程で9冊を読み終えた。私の拙い感想を少しだけ述べて、9冊の小説を紹介させていただきます。
笹本氏の山岳小説は、彼が本当に厳しい登攀を経験してきたのではないかと思わせる表現が随所に見られ、それぞれの山域に関しても非常に詳しく述べられている。地図があれば地図を広げながら、あるいはグーグルマップを見ながら読むのも面白いかと思います。
本来は、登山に関するドキュメンタリーを読むのが好きだったのですが、新田次郎氏の小説を読んでから小説もおもしろいと感じるようになりました。
紹介順は読んだ順序です。

「その峰の彼方」
文集文庫・558ページ・840円+税
山域:デナリ(旧マッキンリー)
アラスカを舞台にした新規事業がようやく見えてきた時期に、なぜ単独行に挑んだのか?厳冬のデナリで消息を絶った津田悟(主人公)を、親友の吉沢などが救出に向かう。必死の捜索の末にたどり着いた結果は?
その峰の彼方

「還るべき場所」
文集文庫・618ページ・820円+税
山域:K2、ブロードピーク
K2の未踏ルートに挑んでいた翔平は、登頂寸前の事故でパートナーの聖美を失い失意の4年を過ごす。その翔平が、ようやくアマチュア登山ツアーのガイドとして再びヒマラヤに向かう。パーティに次から次へと起こる困難、交錯する参加者の思い・・・
還るべき場所

「未踏峰」
祥伝社文庫・407ページ・667円+税
山域:北八ヶ岳、ネパール・カンティヒマール山域
北八ヶ岳の山小屋の主人パウロさんと、山小屋で働くそれぞれ事情を持った仲間3人が、パウロさんの遺骨を持ってヒマラヤの未踏峰へ向かう。祈りの峰(ビンティ・チュリ)と名付けた未踏峰に挑み3人が見たものとは・・・
※読後は清々しい気持ちになって元気をもらえた。
未踏峰

「南極風」
祥伝社文庫・502ページ・790円+税
山域:アスパイアリング(ニュージーランド)
ニュージーランドの名峰アスパイアリングで起きた遭難事故で、ガイドの森尾は必死でツアー客を救出した。ところがその後、陰謀の渦中の人となった。法廷対決となり、諦めない森尾は・・・
※アスパイアリングは、行ってみたくなるような山だと思った。
南極風

「天空への回廊」
光文社文庫・657ページ・933円+税
山域:エベレスト
エベレスト山頂近くにアメリカの人工衛星が墜落!そこに偶然居合わせた真木は雪崩に襲われる。しかし、その衛星には世界を震撼させる秘密が隠されていた。親友の捜索を兼ねて衛星回収作戦に参加した真木が見たものは!エベレスト山頂付近でくり広げられる壮絶な死闘!ネパール・アメリカ・ロシア・中国を巻き込んでストーリーが展開していく・・・
※スケールの大きな内容だけに是非ハリウッド映画になって欲しいと思った!巻末の解説で、夢枕獏氏も謀略小説であり山岳小説でもある。充分ハリウッド映画になり得ると述べていた。
天空への回廊

「分水嶺」
祥伝社文庫・487ページ・800円+税
山域:石狩岳・音更岳・川上岳・ニペの耳
父の遺志を継ぎ山岳写真家となった風間は、厳冬の大雪山で、絶滅したはずのオオカミに命を救われたという田沢と出会う。亡き父と交流があったという田沢は、殺人罪で服役していた事を知る。極寒の中、田沢とオオカミを探すにつれて・・・
分水嶺

「大岩壁」
文藝春秋・361ページ・1600円+税
山域:ナンガパルバット(ディアミール壁・ルパール壁)
魔の山ナンガパルバットのルパール壁へ、友を失った二人が挑む!そこへ兄の無念を晴らすべく挑む若者、更に冬季初登頂を目指すロシアのパーティも・・・困難な状況の中、彼らの登攀はどうなるのか?
大岩壁

「春を背負って」
文春文庫・351ページ・590円+税
山域:奥秩父・甲武信ヶ岳・金峰山
木村大作監督により、東宝系で映画化された。
春を背負って

「ソロ」
祥伝社・433ページ・1800円+税
山域:スパンティーク(カラコルム)、ローツェ(南壁)、ローツェシャール
あのルートを、名も無い日本人がソロで登れるわけがない!そんな雑音をよそに奈良原は壁に挑むのだった。ローツェ南壁といえば、小説の中に実在のトモ・チェセンも登場!奈良原はトモの疑惑の初登頂を証明できるのか・・・
ソロ

白神岳山頂で素晴らしい出会いが・・・

2018年8月19日(日)曇り後晴れ
いつものように白神岳へ出発。能代市の自宅を出る時には少し雨が落ちてきていたが、白神岳はクッキリと見えていた。
登山口の駐車場に着いたら車が20台程駐まっていた。準備をして8時18分出発。順調にいつものように登って行く。最後の水場までの登山道脇から、いつもより多めの水が流れている。最後の水場の水量も多めだった。先日の大雨の影響だろうか?あの雨から3日もなるのだが・・・ブナ林の保水力のためだろうか?蟶山分岐を過ぎて登って行くと下ってくる人が多くなった。主稜線上に登ったら視界が開けた。意外にも素晴らしい展望だ!避難小屋を通過したら、派手なウェアーを着たトレランの中高年の人達が下って行った。
11時14分山頂に着いたら、3人の男の人達がそれぞれ昼食を食べていた。ところが、南に延びた尾根の方から人の声が聞こえる?位置的には二股から右の沢をつめた尾根のあたりだったので、勝手に弘大生が沢をつめてきたのかと思った。私が昼食を食べ終える頃、声が大きくなり姿が見えだして「山頂だよ!」「こっちだよ!」と八戸から来た方と檄を飛ばした!6人の若者が山頂に到着!話を聞いたら、何と!慶應義塾大学のワンダーフォーゲル部の6人だった。それも真瀬岳から尾根伝いに薮こぎをしてきたという!3日前の大雨の中もヤブを漕いでいたが、3泊4日の予定が4泊5日かかったということだった。そんな話を聞いて、年寄りジジーは感動した!今日は小屋に泊まって、明日十二湖へ下山するということだった。素晴らしい出会いに元気をもらい12時13分下山開始。すっかり晴天になった中を下って、14時47分駐車場に着いた。

今日の白神岳。岩木山も八甲田山もクッキリと見えている。
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パノラマ写真1
向白神岳方面から真瀬岳・二ツ森付近まで
サムネイル表示にしてあるので、画像をクリックして、拡大して見てください。
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パノラマ写真2
尾太岳・田代岳・摩須賀岳付近から能代の海岸付近まで、能代市の上にかかる雲の上に鳥海山の頭が出ています。
サムネイル表示にしてあるので、画像をクリックして、拡大して見てください。
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真瀬岳から薮こぎをして白神岳山頂に着いた慶應義塾大学ワンダーフォーゲル部の6名!
全員「やったー!」と喜びでいっぱいでした。
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彼らが使用していた地形図を見せていただいたのですが・・・私が、帰宅してから勝手にここを歩いて来たのではないか?と思いながら、真瀬岳山頂から白神岳山頂まで赤線を引いてみました。間違っていたらゴメンナサイm(_ _)m
サムネイル表示にしてあるので、画像をクリックして、拡大して見てください。
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秋を感じさせる植物や・・・
ただ2匹の虫は何だかわかりません!上は山頂で、下は1000m付近の登山道上で見たものです。
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木曽駒ヶ岳・宝剣岳

2018年8月3日(金)晴れ
谷川岳に続いて木曽駒ヶ岳へ・・・
菅の台バスセンターに6時半頃に着いたら、もうバスに乗る人達が並んでいた。慌てて準備して行列に並ぶ。間もなくバスは出発し、30分程でロープウェイ駅のある「しらび平」に着き、また並ぶことになる。ぎゅうぎゅう詰めのロープウェイに乗って標高差950mを一気に登る。標高2612mの千畳敷は涼しかった!駒ヶ岳神社にお参りをして、8時33分登山開始。人の波がずっと先まで続いている。谷川岳より人はかなり多い。40分足らずで乗越浄土に着いた。伊那前岳や中岳・宝剣山荘・天狗荘などが見えたが木曽駒ヶ岳山頂部は手前の中岳背後で見えなかった。中岳を越えて、9時56分多くの人で賑わう木曽駒ヶ岳山頂に着いてひと休み。この後、中岳のトラバースの路を通って宝剣岳へ向かう。宝剣岳の登りは槍ヶ岳や剱岳を思い出させるような斜面だった。てっぺんの岩はザックを背負ったまま挑戦しようとしたが、最後のところで無理は止めて断念した。ところが、ジュニアがザックをデポして、最高点の岩によじ登り立ち上がったのでビックリ!それを見た男の人が刺激されたのか、同じように登って立ち上がった!後で聞いたが、立ち上がるのには勇気が必要だったということだった。どんな勇気だったんだろう?無事に登頂し、反対側の極楽平を目指したが、このルートもなかなかの岩稜ルートで、結構時間がかかった。12時21分極楽平に着いて昼食を食べることにした。人は通るがまばらで、木曽駒ヶ岳方面とは全く異なる人の数だった。下の方から千畳敷のロープウェイのスピーカーの案内が聞こえてくる。20分程下って12時35分ロープウェイ駅に着いた。混雑により8分間隔でロープウェイは動いていた。しらび平からバスに乗って菅の台バスセンターに着き、近所のこまくさの湯に入った。その後は、打ち上げをやる予定の松本へと向かった。

菅の台バスセンターでバスに乗る。この先は一般車両は通行禁止になっている。バス料金とロープウェイ料金往復で3900円。
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しらび平のロープウェイ駅で待っていたら、61人乗りの搬器(ゴンドラ)が下りて来た。下のしらび平の駅の標高1662mで上の千畳敷駅が標高2612mだから、標高差950mを登ることになる。
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千畳敷の駅に着いて外に出ると、テラスがあって、その先に駒ヶ岳神社があった。そこを右に行くと千畳敷を通って乗越浄土の尾根へ、左に行くと極楽平の尾根へ行くことになる。
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乗越浄土が近くなって、ホテル千畳敷・ロープウェイ駅を振り返る。
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乗越浄土から、宝剣山荘(写真の青い屋根)と天狗荘(写真の赤い屋根)の脇を通って右の方へ登って行くと中岳になる。
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ジュニア念願の木曽駒ヶ岳山頂に着いてツーショット。なぜ念願だったのかは後で聞いた!
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木曽駒ヶ岳山頂から宝剣岳や少し雲に覆われた空木岳方面を望む。
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宝剣岳山頂を目指して登るジュニア。宝剣山荘が下の方に見える。
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宝剣岳のてっぺんの岩に立ち上がったジュニア。オイオイ!大丈夫か?私は出来ません!
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12時を回って極楽平に着いて、昼食を食べることにした。40分程の間に、ここを通過した人は5~6名程だった。
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極楽平から下り出すと、下にはホテル千畳敷・ロープウェイ駅周辺に多くの人が見える。
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谷川岳(トマの耳・オキの耳)

2018年8月2日(木)晴れ
連日暑い日が続き、少々夏バテぎみだったが、マイジュニアと二人で出かけてみた。
ロープウェイの運行は8時からだったが、早めに谷川岳ベースプラザに着いて1階に駐車した。準備して6階の切符売り場に行った。まだオープンしていなかったが、客が並んでいた。我々は外のベンチで休憩した。やがて、切符を購入して、ロープウェイに乗って出発。どんどん高度が上がり、標高1319mの天神平に着いた。8時33分天神平を出発。リフトで天神峠へ登っていく人も多い。登り始めると暑くて汗が噴き出す。それでも緩斜面だから助かる。田尻尾根コースの分岐・天神峠への分岐・熊穴沢避難小屋と登って、斜度が急になる頃には蒸し暑くて風が欲しくなった。時々風が吹くと気持ち良いが、止むとまた暑い!肩の小屋の庇が見え始めたがなかなか着かない。ガスの中、10時11分肩の小屋に着いた。更に10時19分トマの耳に到着。ガスで遠望はきかないが、時々ガスが切れ始める。更に奥のオキの耳を往復してトマの耳に戻ったら徐々にガスが取れ遠望もきくようになった。展望を楽しみながらランチタイムとした。12時02分下山開始。肩の小屋周辺で休憩中の人が沢山いた。そこへヘリコプターが荷物を吊り下げて上がってきた。何度か荷揚げをするヘリの様子を見ながら下った。下るにつれて気温が上がり暑く感じた。13時43分天神平に着いた。まだロープウェイで登って来る人達がいる。我々は、この後ロングドライブがあったので、直ぐに下りのロープウエイに乗った。下山後、オープン前の駐車だったので料金500円を払って、温泉で入浴・コンビニで水分補給して水上ICから関越道に乗った。

ロープウェイから谷川岳ベースプラザを撮す。700台収容の立体駐車場・6階にはカフェテリア・売店・切符売り場などがある。
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天神平から山頂方面を撮す。双耳峰になっていて、左がトマの耳、右がオキの耳。リフトに乗って天神峠を目指す人も結構いた。
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トマの耳(1963m)に着いたが、ガスで遠望は出来なかった。
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オキの耳(1977m)に着いた。時々ガスが晴れて視界が開けていた。スマホの写真を使ったので縦長になってしまった。
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ガスが取れたので、オキの耳からトマも耳を撮す。
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オキの耳に戻って、昼食を食べながら仙ノ倉山へと続く尾根を撮す。右奥には苗場山が見えた。
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下りでは肩の小屋もしっかりと見えた。
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肩の小屋周辺からは、天神平や天神平スキー場・天神峠が見えた。更に奥には、赤城高原や赤城山が見えている。
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プロフィール

しょうすけ

Author:しょうすけ
長い間山歩きをしてきたけど、いささか疲れ気味。体力と気力を維持するのが当面の目標!
映画もスキー場もシニア料金の団塊世代。
右のリンクにある「山へ行こう!」のサイトもよろしくお願いします!
コメント等で激励をお願いいたしますm(_ _)m

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